スローガン、理事長所信

スローガン

第51代 理事長 岸 兵太

第51代 理事長 岸 兵太

理事長所信

【はじめに】

1966年10月28日。63名の志高き青年の手により、「明るい豊かな社会」の実現を目指す350番目の青年会議所として、この高槻・島本の地に高槻JCは発足しました。いつの時代においても青年会議所が一つの起点となり、その時代、時代を生きる人々にとって、そして未来を担う子供たちにとって、より良いまちとするべく、地域と時代の課題に沿った運動を歩み続けて50年・・・。無意識のうちに恩恵を受けているこの地域社会や、地域経済を形取る基盤。先人一人ひとりが、笑顔に溢れる未来の形を求め、築き上げてこられた「今が、ここに存在します。この重みある50年の歩みをメンバーと共に継承できますことに深く敬意と感謝を表すと共に、その責任を肝に銘じつつ、過去と現在、現在と未来とをつなぐ一つの架け橋となるべく、51年目の歩みを進めていきます。

【恩・・・】

「Pay it forward=恩送り」とは、「恩返し」のように、自分が受けた「恩」を受けた人に直接返すのではなく、受けた「恩」を他の誰かに送り、その「恩」がまた他の誰かに渡ることで、社会全体に正の連鎖を生み出すことを表します。「恩」は、利他の精神であり、目に見えないモノを大切にする日本人の精神性を表すものでもあります。多種多様な人々が住み暮らす現代社会において、欠かすことのできないものでしょう。もちろん、「恩返し」として、その先人達に返すことも大切かもしれません。しかし、先人達が築きあげてこられた、この地域に、我々は支え育てられ成長し、未来に対し責任を持つ立場となった今、未だ来ぬ「今」に目を向け、恩を送り続けることが、我々ができる、そして、我々がすべき先人達への最良の恩返しと考えます。

【揺らぐことのない価値】

高槻JCはこの50年の長きにわたる歩みの中で、住民による地域自治に通ずる意識変革を実現してきました。今もなお、地域に存在する各種取組みの多くは、高槻JCが起点となっており、その歩みを継承する我々の誇りでもあります。青年会議所の存在価値は、意識変革の実現であることを、今一度見つめ直さなければなりません。それは、メンバー個々の意識変革のみを指すのではなく、地域に住まう人々の意識をも変えていく存在でなければなりません。一人が変われば、地域を変える事が可能で有る事を価値の根源とし、意識変革を追求し続けます。

【未来へ光を灯すひと・まちづくり】

平成28年6月に施行された公職選挙法の一部改正により、選挙権年齢が20歳以上から18歳以上に引き下げられ、若年層がまちづくり、国づくりに参画できる機会が創出されました。選挙で投票することは私たち国民にとっての権利であり、私たちの未来を選択していく上で、大変重要です。どの年代においても、投票率の低下が顕在化しており、今一度この重要さを考えると共に、自分たちのまちの未来に興味を持ち、まちづくりについての議論の場や考える機会の提供となる運動が求められています。ベッドタウンとして発展してきたこの地域にとって、主人公である地域住民一人ひとりが、愛郷心を持ち、自分たちのまちであるとの認識を持つことが、自立したまちの創造には必要不可欠と考えます。

まちの未来に光を灯す・・・

核家族化や少子化の進行に伴い、子供を取り巻く人間関係は多種多様な変化をしており、家庭内においても兄弟がいない子供が増え、子供達の多様な人間関係の構築機会が減少し、加えて都市化の拡大により、全ての世代が交流し合う教育=「共育」の低下が見受けられます。子供が親世代や高齢世代から学び、また、大人も子供から学びます。地域に住む周りの大人たちが子供を温かく見守り導き、積極的に関わっていくことが必要不可欠です。だからこそ、我々は大人と子供と地域をつなぎ、未来に希望の持てる、明るく元気な子供を育てていかなければなりません。

【地域とのつながり】

私たちの地域には、高槻JC以外の多くの団体が存在しています。それぞれ組織は違ってもこのまちの未来を明るくしたいという志の部分は相通じるものがあります。これからのまちの創造は、1つの組織の手で事業を完遂させることも大切なことですが、2つ以上力を合わせ、大きな運動へと進化させていくことも必要であると考えます。そのためには、共同事業や交流の機会に積極的に参画し、地域連携とJC運動の伝播力の強化に努めます。

【メンバーの成長機会の追求と組織の成長 】

一人が変われば地域も変わるという意識変革には、メンバー一人ひとりの意識変革につながる成長機会が必要不可欠です。委員長に与えられた大きな役割のひとつがメンバーへ成長機会を提供することです。様々な機会を通じ、メンバー全員が成長を実感し、次世代のリーダーとなり得る人材育成に取り組まなければなりません。
私たちの運動を進化させていくには、自己と向き合うだけでなく、多くの価値観を他人とぶつけ合い、見識を広めることも必要でしょう。本年も出向者を積極的に輩出することで、高槻JCの組織力に通ずる、日本JC本会や、近畿地区協議会、大阪ブロック協議会の運動に参画できる風土の構築と、多くのJAYCEEとの交流を通じ、出向者自身が成長し、持ち得た経験をLOMへ持ち帰ることで、組織の更なる成長を求めます。

【高槻JCの魅力・発信の拡大が会員拡大につながる】

魅力ある団体には、自ずとひとが集まります。会員拡大の1つの課題として、高槻JCの魅力の拡大、発信があると考えます。我々が活動展開する高槻・島本に住まう人々に、どれだけ我々の活動、魅力が伝わっているでしょうか。地域に存在する、地域支援を目的とした各種団体の数の多さからもわかるように、私たちの周りには多くの active citizens が存在しています。2017年度の会員拡大は、従来の取り組みに加え、高槻JCの魅力を市民や企業・団体へと伝えることから始め、会員と市民とが交流できる場をつくることによる、会員拡大にも取り組みます。

【最後に】

分け隔てなく存在する出会い。そして、そこに存在する成長の機会。一見、不要に思えたその出会いにも、成長の機会が溢れています。それは、ひととの出会いかもしれません・・・。それは、まちとの出会いかもしれません・・・。そして、それは高槻JCとの出会いかもしれません・・・。 自分だけではない成長機会の追求、これも一つの「Pay it forward=恩送り」です。

地域から本当に必要とされる団体となるために、そして高槻JCが持つ魅力・可能性をメンバー一人ひとりが実感し、情熱を持って人や地域社会と繋がり運動を伝播させていくことで「明るい豊かな社会の実現」へと近づきます。高槻JCの新たな未来に、ともに光を灯しましょう。