スローガン、理事長所信

スローガン

第53代理事長 皇甫 澄

第53代理事長 皇甫 澄

理事長所信

「若さとは、困難に立ち向かう意欲、枠にとらわれずに新しい価値を生む智恵」である。
本田宗一郎氏の言葉にあります。私たちはいつまでも青年でいることはできません。
今という二度と歩くことができないかけがえのないこの時間を枠にとらわれない考え方とどんなことにも立ち向かう意欲を持って精一杯進んでいきましょう。

 私たちはまちの未来を考えまた私たちを含む人々の未来を考え運動をしています。
しかし、現在のJCに対する評価は、良いことばかりではありません。でもそれはJCの理念や目的に共感を抱かれないからでしょうか。「明るい豊かな社会」の実現を追及しているJC。社会的課題の解決に取り組んでいるJC。大方の批判はJC運動に対する批判ではなくて、その運動を推進している私たち自身に対するものです。であるならば、私たち自身が襟を正す必要があります。理想を掲げたのなら行動が伴っていないといけません。まずは私たちが自分自身を磨き日々精進してまいりましょう。

 私たちは、誰かから過ちを指摘された場合、つい「自分が完璧でもないくせに、何を偉そうなことを言っているんだ」と反論をしたくなってしまいます。人は批判されると、逆に相手のマイナス面をあげつらい、自分を正当化しようとします。そもそも過ちが全くない人が自分に忠告してくれることを待っていたら、一生涯自分の過ちに気づかないでしょう。自分の過ちを指摘してくれる人の言葉は聞き入れるべきであり、それが誰の言葉なのかまた、それが正しいのかということは問題ではありません。もし聞き入れなければ、私たちは他人の忠告を受け付けないというもう一つの過ちを重ねることになります。肝心なのは間違いを犯さない事ではなく、間違いを犯したらまずそれを認めること。そして反省をして、二度と同じ間違いを繰り返さないようにすることです。

 JCのベストプラクティスの一つに議案と会議があります。私たちはこの議案と会議によって思い切った事業へ挑戦することができ、もしそれが失敗したとしてもそれを反省し検証をして次へ繋げることができるのです。しかし、はじめは高い志を抱いて事業を計画し奮闘するが、長く続けているうちについ惰性に流されてしまうことがあります。何かを成し遂げようとしたら、情熱を継続することが大切です。何事も「初心忘るべからず」です。52年前に高槻JCを築かれた先人たちに比べれば私たちはとても環境に恵まれています。気力が薄れてきたのならそのことを忘れずお互い励まし合い協力して立ち上がっていく。情熱を持続させる組織づくりを行います。

 JCには青年に発展・成長の機会を与え青年経済人として地域の指導者として育成することが使命の一つとしてあります。そしてそれは、会員としてJCに送り出している会社がもっとも期待しているところだとも思います。一青年経済人として自身の会社を成長させることがなければ、JCの活動に参加し続けることはできません。会社も地域も発展させ続けることができる人材育成を行う。そんな人材を育成できるという魅力的な組織になることで、会社は積極的に会員を送り出すでしょうし、自身を成長させてくれる魅力的な組織には多くの人が自ずと集まります。子どもは大人の卵であり、私たちメンバーも含め青年は指導者の卵であります。組織や地域を牽引できる人材を育成する機関として青年の育成に取り組み、また子どもへの教育機関として物事の本質を捉える力を高め将来のまちの未来を担う人材の育成に取り組み魅力的な組織構築へ努めます。

 私たちは日々いろいろなことを考えています。しかし、本当に「考える」ことが出来ているのでしょうか。実は既成概念の堂々巡りをしているだけではないでしょうか。SNS等でのコミュニケーションが盛んになった近年、相手を傷つける不用意な言葉がインターネットの世界には溢れています。顔を合わせてコミュニケーションを取るときは、相手に対して思いやりや気遣いができるのに、顔の見えないインターネットの世界だとつい安易な考えに陥ってしまう。そのことが原因となり命を絶つ子供も少なくありません。読んだ相手がいったいどんな風に感じるのかの想像力が欠如しているから、そのようなことが起こってしまうのではないでしょうか。
 何かを注意したり指摘したりする場合には、自分が同じように批判された場合どんな気持ちになるのか。また、その指摘は本当に自分の考えなのか、他の誰かの意見にただ単に便乗しているだけではないのか。自分自身の思考を停止することなく、考え行動し続けることが大切です。

 良いことを行うのに躊躇する理由はあるでしょうか。私自身がそうなのですが、明らかに良いことなのに人目を気にして躊躇してしまうときがあります。自分の生活圏や地域ではなぜか躊躇してしまうことがあるのです。しかしそれが少し離れた地域や外国であればその気持ちは薄れたりします。組織でも言葉に言い表せられない文化があり、それが前に進む足枷になっていることがあります。志同じく集まった高槻JCに窮屈な組織文化があるなら改善しなければなりません。組織文化を改善し誰でも自分の考えを言える、青年会議所を目指します。

 人生には楽しい時もあれば、辛い時もあります。時には逆境からなかなか抜け出せなくて心が折れそうになることもあります。しかしすべての出来事が自分を磨いてくれる砥石だと思い、少しずつでもいいから前に進んでいけば、そこには幸せが感じられる日がきっと来る。長い時間をかけて自己修練を続けた末に手に入れた幸せこそが、本物であり長続きするものだと思います。私たちの未来は誰にもわかりません。私たちの未来が良くなることを誰も確約できません。即効性のあるものなどないでしょう。しかしより良い未来になるよう一人一人が考え続け、一つずつ問題を解決していけばきっと幸せな未来に繋がっていく。
そう信じて、共に考え行動してまいりましょう。